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個別記事の管理2015-06-29 (Mon)
ふとした瞬間に思い出が蘇ることがあります。
それはだいたいが意識もせずいきなりぽっと浮かんではまた忘却の深淵に沈んでいくようなものなのですが、今日はたまたまそんなエピソードを二つ、たまたままだ覚えているので忘れないためにも記しておこうと思いました。

それはちょうど一年と三か月ほど前のこと、私と弟はNew Yorkを旅行していました。Lower East地区のチャイナタウン、リトルイタリー、リトルインディアと呼ばれる区画を歩いておりました。
チャイナタウンでは、なんだか必要以上に漢字表記に感動し格安の偽ブランドバッグに思わず笑みが零れ、
リトルイタリーで、は極寒の三月末ではありましたが柔らかな春の日差しの下カプチーノをテラスですするお客さんたちの後ろで鮮やかなイタリア国旗が翻り、
リトルインディアでは、カレー屋さんが閑静な住宅地に一つだけぽつんとあるだけでした(場所を間違えていた可能性があります)。

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その地区のCanal St.駅から最寄りまで帰ろうとプラットホームで電車を待っていた時、よぼよぼの酸っぱい顔をした日系の顔立ちをしたおばあちゃんが、私と弟を見るなりにこにこ顔でなにやら中国語で話しかけてきました。
どう反応していいか困った顔をしてオロオロしていると、おばあちゃんは”Mama Papa China? No Chinese?” と尋ねてきました。どうやら中国系移民の子供だと思われたようでした。
日本人であると伝えると、徐にがっかりした様子で去って行きました。それから同じ電車に乗りましたが、もう話してくることはありませんでした。

それだけです。

もう一つは、ちょうど一年前、七月の中旬、インドに渡って一番初めの住居での思い出です。
大学からほど近い、ワンルームの小さな部屋でした。
窓はガラスがはまっていないものもあり、それらは新聞紙で閉じられていました。
扉には鍵がかかっておらず、自分で鍵を買ってきて取り付けました。
外の気温は昼で45度以上でしたがセキュリティーの関係上、そしてまだ初めての国でかつ初めての場所で、窓を開いたまま眠ることも憚られ、扉という扉を閉め切っていました。
もちろん蒸し暑さであまりよく眠ることができません。
早朝の4時になると目が醒めてしまいます。
暑さにしびれを切らして扉を開けて共用バルコニーに出ると、夜が朝に変わろうとする瞬間に立ち会えました。
空全体に紅色が広がり夜の空色と交じり合い、さらにデリーのくぐもった大気がそこにベールをかぶせて太陽が昇ってくるのを空が今か今かと待っているのです。
熱の抜けた涼しい夜風とともに、新たな一日が始まることを予期させる湿った生温い風が一緒に駆け抜けます。
バルコニーから見えた、夜と朝の出会いの景色。
キレイと感動できるほど胸打つものではありませんでしたが、固唾をのんで見守りたくなるようなそんな風景。

それだけです。

以上の二つが今日、いきなり、それぞれ異なる瞬間に思い出されました。どちらも日本にいなかったからこそできた経験です。どちらも何のオチもないようなエピソードで、書くほどのものではないのですが、思い出とはそのような一見ありきたりなものなのかもしれません。
だから、意識的に思い出を作ろうと励んだり、記念写真に固執したり、その一瞬一瞬を忘れないように全身全霊で生きなくても、思い出は知らないうちに自分の中にこっそり潜んでいて、ふとしたきっかけで私たちの心の扉をノックするのかもしれません。チャイナタウンのおばあちゃん、私はほぼ忘れかけていましたが、今日たまたまNYのチャイナタウンについての文献を読み、思い出したのです。

思い出は思い出されて初めて思い出と成り得る、そんな当たり前の事に妙に合点がいきました。

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<今日のヒンディー語>
झझकना オロオロする、うろたえる

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* by yuki
私の住むバンガロールは4月はとっても暑かったのですが、6月に入り20度あるかないかの涼しい季節になりましたよ。

インドにまたいらっしゃるということで
もっともっと思い出を増やしてくださいね。

私は来月末また日本に主人と一時帰国ですが、インドに帰ってきたら彼とハンピ遺跡に行ってみようと相談中です。
今は涼しいから熱帯の遺跡巡りは避けられそうでし(3月に行ったチェンナイのマハーバリプーラムは暑かった;)
ハンピは遺跡の中に遺跡のようなホテルがあったり面白そうです。ぜひぜひ南インドにいらっしゃる際はハンピへ。

ゴアにもまた行きたいな。。。酒税が安いからガンガン飲んじゃう☺




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